ETP-G工法

ETP-G工法 (性能証明工法)

ETP-G工法は、鋼管の先端に円形の拡底翼と正三角形の補助掘削刃を溶接接合し、
回転させることによって地盤中に貫入させる、回転貫入鋼管杭です。

拡底翼の一部を切り欠き30°の勾配で上下に折り曲げ、回転貫入時に大きな推進力が得られる形状としています。
回転力が推進力となり地盤に貫入するので、騒音・振動が極めて少なく、通常の地盤での施工では発生土がありません。
設計は SWS試験結果またはラムサウンディング試験結果により可能で、
また、コンパクトな施工機械により狭小現場、高さ制限のある現場での工事が可能です。

工法の概要

  1. 適用する地盤の種類
    基礎ぐいの先端地盤:砂質地盤(礫質地盤を含む)および粘土質地盤
    基礎ぐいの周囲の地盤:砂質地盤及び粘土質地盤/li>

  2. 最大施工深さ
    杭長は基礎ぐい本体径の130倍以下とする。(最大45m)
    ただし、SWS試験結果にて施工する場合は施工地盤面より-15mとする。
  3. 適用する建築物の規模
    地上3階以下、建物高さ13m以下、軒高9m以下の小規模建築物
    GBRC 性能証明 第09-19号(改2)

施工手順

(1)材料検収

(2)杭芯セット 鉛直確認

(3)回転貫入状況

(4)継ぎ杭作業 溶接状況

(5)溶接完了

(6)打ち止め状況